最近は女子ゴルフの賞金王のニュースが 白熱してますが、そもそも何で賞金王を目指すんでしょうか?
もちろんお金は有るに越したことないんですが・・・
単純にスコアが総合1位ではダメなんでしょうか?
と言うことで気になって調べて簡単に纏めてみました。

1.賞金王とは
読んで字の如くで
『年間で最も多くの賞金を獲得した人に贈られる称号』
賞金王決定戦とかあると思いますが そこで優勝しても賞金王とは限らないみたいです。
2.国内ツアー出場資格
男子、女子ともに前年度に賞金ランキング男子75位、女子55位までに入って シード権を獲得した選手とその他の方法でシード権や出場権を獲得した選手。
だいたい約100~120名くらい。
それ以外の方法として
・各予選会で上位入賞
・スンポンサー推薦
などでトーナメントの出場機会を得る事ができる。
3.男子ゴルフのシステム
男子ゴルフは日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主催しています。
2015年から賞金ランキング60位までを『第一シード』
61位~75位は『第二シード』
という制度となっており、
第二シードの選手は前半戦の試合は出場できるが リランキングの対象で中盤までの成績次第で終盤の試合に出場ができないシステム
2019年度より「上位65人」の選手が翌年すべてのツアーに参戦できるよう変更。
4.女子ゴルフのシステム
女子ゴルフは日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が主催しています。
男子同様のシステムで運用していて 賞金ランキング上位50位までの選手に翌年のシード権が与えられる。
2018年から『第二シード』、リランキング制度の導入により 賞金ランキング51位~55位の選手に来季の前半戦だけ出場権が与えられる。
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5.リランキングとは
トーナメントで獲得した賞金額をもとに予選会順位を入れ替えること。
予選会で上位になったとしてもツアー序盤で活躍できなければ、シーズン後半の出場権を失うことになり、逆に予選会順位が低くても、数少ない出場機会で本戦上位に進出できれば、後半はもっと出場機会が増えるということ
主旨は、その時期に勢いのある選手の出場機会を増やし、ギャラリーやファンの 関心、メディアへの露出度UPによるツアー全体の活性化を図る。
男子ツアーは予選会で30位の選手が出場できる試合は10試合程度
予選会1位だったとしてもリランキング制度により全試合出場の確約がない。
女子ツアーは同じ30位だとほぼ全試合に出場できる
6.シード権
男子ゴルフの場合
『5年間のシード権』
・日本プロゴルフ選手権大会
・日本ゴルフツアー選手権
・日本オープンゴルフ選手権競技
・ゴルフ日本シリーズの優勝者
『2年間のシード権』
・上記以外の公式戦の優勝者
・ツアートーナメント複数競技優勝者 (年間2勝は翌年から3年間、年間3勝以上は翌年から4年間)
女子の場合も同様のシステム
6.まとめ
『賞金王を目指した先にある特典』
・記録に残る『日本一』の称号
・翌年のシード権の獲得
・CM出演
・スポンサー契約
特典は色々あるんですが ゴルファーにとって一番求めているものは
『シード権』です。
女子ゴルフの勢いが強いですが、男子ゴルフも頑張って頂きたいですね。
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