浸水住宅に迫る健康リスク!!浸水後の家で暮らす注意点とは

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2019年9月に台風15号が千葉県を襲い 10月にも19号が関東を直撃し、河川の氾濫で多くの住宅が浸水被害に遭われました。

まだ、これらの台風被害の処理が出来ていない中で、10月25日に台風21号の影響で千葉県を中心に大雨が降りました。

こちらも住宅への浸水被害がありました。

浸水後、水が引いた住宅に暮らす人が多くいらっしゃると思いますので、注意点などお伝えしたいと思います。 

 

 

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1.浸水後の健康被害

住宅への床下、床上浸水の両方に言える事ですが、水が引いた後に待ち受けているのが

『汚泥や悪臭』です。

 

≪被害に遭われた人のコメント≫

・下水のような臭いが漂っている。

・基礎部分には汚泥が残っている。

・晴れると乾いた泥が土埃となって舞い上がり喉が痛い。

・泥の臭いなどが強いストレス

・体は大丈夫であるが眠れない

・カビが広がるのが怖い など

2015年の鬼怒川の堤防が決壊した時の常総市の死者は2人だったが、その後、体調崩して『災害関連死』と認定されたのが12人で6倍となっており、浸水後に大きく体調を崩しています。

 

2.災害関連死とは

災害で直接的に亡くなったわけではなくて避難所に向かう際や、避難してしばらくしてから亡くなられること。 

災害によって直接的に亡くなられるわけではないので、その定義がどうしてもあやふやになってしまう。

災害との因果関係があれば災害関連死と言えるが、実際には災害弔慰金の支給対象になるかどうかで定義をすることが多いみたいです。

災害関連死には判定基準がないので、認定基準はそれぞれの自治体が独自に判断している。

3.災害関連死の原因

避難所等における肉体・精神的疲労が多いと言うことで、避難所での生活をできる限り改善していき、被災者が何か健康面で問題を抱えていないのか ヒアリングをすることが重要。

 

《他の原因》

避難所等への移動中の肉体・精神的疲労や、病院の機能停止による既往症の増悪、地震・津波のストレスによる肉体・精神的負担などがあげられます。

4.浸水後の住宅で暮らす注意点

・作業するときは、ケガ防止などのために軍手の上からビニール手袋を着用する。

・床下は泥をかき出してしっかり消毒を行う。

・床下や壁を十分に乾燥させてカビの発生を防止する。

マスクを着用しこまめにウガイ手洗いをする。

片付けはボランティアの力を借りて、休憩を取りながら行う。

・家具などは、洗えば使えるのか捨てる前に落ち着いて判断しましょう。

食事や物資の支給など、避難所で得られる支援は受けましょう。

浸水被害の片づけは肉体労働となりますので、ご近所同士やボランティアの皆さんの協力を得ないとなかなか作業は進みません。

申し訳ないと思わず片付けを優先しましょう。

マスクが無くてもタオルやハンカチでも良いので埃を吸わない対策が必要です。

5.まとめ

『浸水後の健康被害』

汚泥や悪臭

浸水後の住宅で暮らす注意点』

・ケガ防止などのために軍手の上からビニール手袋を着用

・床下は泥をかき出してしっかり消毒

・床下や壁を十分に乾燥させてカビの発生を防止

・マスクを着用しこまめにウガイ手洗いをする

・片付けはボランティアの力を借りて、休憩を取りながら

・家具などは、洗えば使えるのか捨てる前に落ち着いて判断する

・食事や物資の支給など、避難所で得られる支援は受ける

浸水の被災地では、地震など他の災害に比べて感染症や肺炎、食中毒になるリスクが高くなりますので、十分注意しながら前へ進んでいきましょう。

 

 

 

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