寒くなってくると車の暖気運転することが毎日のように続いて『面倒だな』と思っていませんか?
一昔前の暖気は水温計が上がるまでジッと待ってたと思いますが、今はそんなことをしなくても大丈夫なんですよ。
ここでは、暖気運転の新常識と注意点などをご紹介しますので是非参考にして頂ければと思います。
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目次
1.暖気運転とは
暖気運転又は暖気とも言われている意味ですが・・・
あなたは、自転車のチェーンに潤滑剤を吹き掛けて空回りさせた経験はないですか?
空回りさせて油を均一に馴染ませたいがために行動したことだと思います。
つまり
暖気とはその空回りさせている状態のことです。
冷えた駆動部を動かすとどうなる?
冷えきった機械をいきなり動かすと駆動部のギアなどが摩擦により焼けたり欠けたりして、本来の性能を発揮することが出来なくなります。
その結果、機械の寿命を短くしてしまいます。
(修理代が増えそうですね。)
当然、これは車でも同じことが言えます。
いくら油の品質が向上したとは言え一晩止めるだけで、ほとんどの油が下に落ちてしまうそうです。
(重力には逆らえないと言う事ですね)
身体で例えると
身体が冷えて固まっているのに、準備運動せずに走り出すと関節や心臓への負荷が大きくなり、思わぬケガをする可能性がありますよね。
ケガしないためにも準備運動することで身体に『今から動きますよ』と教えてあげることが必要なわけです。
3.暖気運転するメリット・デメリット
・メリット
- 前項で述べた様に車の寿命の延命
- 駆動部の破損予防
- 車本来の性能が発揮
・デメリット
- アイドリング状態だと近所迷惑
- ガソリンが無駄に消費される
- 環境汚染につながる
4.暖気運転の新常識は低回転走行
昔に比べて車の性能の向上や潤滑油の幅が広くなったことで、アイドリング暖気が必要ではなくなったようです。
車メーカーでも暖気は推奨はしていないそうです。
つまり
エンジン始動して直ぐに出発しても大丈夫と言うことです。
エンジン始動して出発は可能であるが注意が必要な点
暖気は必要ないからと言っても注意が必要な点はあります。
冷えている状態ですので、エンジンを吹かすような高回転で走行すると、やっぱり機械の寿命を低下させてしまいます。
また
急の付く走行もやらない方が良いと言えます。
良い暖気運転は
回転数を抑えた低回転走行が車にとって良いとされており、これが今は常識とされているそうです。
※低回転はおおよそ2000rpm未満
エンジンだけではなくその他の摺動部などの油も走行により暖められていくので、車にとって良いとされています。
5.まとめ
燃費やガソリン代に大きく影響していくことが理解できるかと思います。
現在の車は進化していますので、極寒の地以外は暖気は1分程度してあげればエンジンには油が廻るとのことです。
雪山などの氷点下での暖気は水温計が上がるまでは大人しくして、暖房が動いてから走行しましょう。
しかし
暖気運転するしないは個人の意見が様々ですが、少なくとも車を大事に乗りたいものですよね。
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