いきなりですが車やバイク、自転車のタイヤってナゼ黒いって思ったことないですか?
今の技術をもってすればカラータイヤって発売されてもおかしくないと思われるのに未だ見たことないですよね。
そんなタイヤがナゼ黒いのかと言うとカーボンブラックが使われているためだそうです。
『ん?カーボンブラックってなんぞや』と思いませんか?
そこでカーボンブラックについて述べていこうかと思いますのでよかったらお付き合いください。
1.カーボンブラックとは
カーボンブラックは炭素の微粒子・微粉末の集合体だそうで、はじめはスートと呼ばれていた。
(スートとはススの一種)
油やガスを不完全燃焼させて得ていた製造されていたが、現在は厳密に管理されながら決められた条件のもとで熱分解され製造されているそうです。
カーボンブラックを入れるとどうなるのか?
・カーボンブラックを入れるとゴム製品の強度が向上され壊れにくい。
・樹脂着色用やカラーインクなどの顔料に優れているため幅広く使用されている。
・導電性もよいので電子機器や半導体にも使われている。
2.カーボンブラックが使われている製品
カーボンブラックが主に使われているのはタイヤだそうです。
他には、新聞紙のインク、印刷の着色用インク、フロッピーディスク、帯電防止フィルム、ゴム製品、靴底、電池、車のバンパーなど
私たちの身の周りで活躍され無くてはならないくらい利用されていることがわかることかと思います。
3.カラータイヤが発売されないのはナゼ?
車のボディは色んなカラーバリエーションが多くなり、なかには分かりにくいカラーもありますよね。しかし、タイヤだけはカラーで発売されないのはこんな理由がありました。
理由その1
1888年に自転車用のタイヤが発明され1895年にミシュラン兄弟が車のタイヤに空気を入れてレースに参加したそうで、この頃のタイヤは白色や飴色だったそうです。
しかし、当時のタイヤはゴムの樹液を固めて丸く整形しただけだったのでもちろん耐久性がなかった。
技術開発が進んでホワイトカーボンと言うものが出ているらしく、このホワイトカーボンを混ぜたタイヤもベンチャー企業が制作し販売したたみたいですが、長続きはしなかったみたいです。
理由その2
タイヤにカラフルな色を付けれたとしても走っていると排ガスや塵、アスファルトの汚れで黒くなっていき洗車をしてもなかなか汚れを取り除くことが難しくなり最後は黒くなります。
メンテナンスの点で作業が大変で最初から黒いタイヤにしておけばこれらの汚れは目立たないため、余計な気遣いがいらなく楽であること。
4.まとめ
タイヤが黒いのカーボンブラックと言うすすの一種を混ぜているため自然と黒い色が着色されてしまう。このおかげで、強度と耐久性が優れたタイヤができている。
カラータイヤが発売されないのは、カーボンブラックを混ぜたほどの耐久性がなく汚れには非常に弱いため、コスト面や印象などを考えたときに『やっぱりタイヤは黒色』が安定ですよね。
カラータイヤは無いわけではないと思います。
車のショーやイベントなどには使用されるケースはあると思うので是非そのときはタイヤにも注目して見てください。
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