芝生の害虫駆除や抑制を目的で『スミチオン』を撒いたらクネクネしながら大量にミミズが出てきました。
苦しそうにしていたんですが、正直かなり気持ち悪いです。
そんなミミズは土壌改良してくれることで有名で、何ら問題はないと思っている方は多いはず。
私もその一人です。
調べてみると芝生の場合は違っていましたので、ご紹介してお役に立てれればと思います。
1.ミミズの役割
・ミミズがいる土壌が良い理由
ミミズがいると土地を耕してくれたり、空気、水の通り道を作ってくれたりと土壌の環境を改善してくれる働きがあるそうです。
また
土を食べて別な場所で排泄することで、土壌の運搬や土の粒子を細かくする一役を担っています。
そのため菜園や花壇などにいるミミズは益虫だと言われています。
ある研究では、ミミズが多くいる土地は植物の病気の抑制になっているデータもあります。
・良い事ばかりだけではない
ミミズによる食害で農作物への被害もあって、人間に対して害を与えているということです。
ミミズは食物連鎖の末端であるため、野鳥や獣の中間宿主となっており病気になった植物を食べて伝播することも・・・
別名:毒ミミズとも言われることもあるらしいです。
食物連鎖であるので仕方がないところもあるが、この辺も知っておくと良いのではないでしょうか。
2.芝生にミミズがいるのは良くないこと
ミミズが糞を出したときに見られる糞塚が景観を汚くするだけではなく、芝刈り機の刃を損傷することもあって害虫と言われているそうです。(不快害虫)
ミミズのクネクネは見るだけで不快なのであんまり見たくはないですが、そもそも昼間はあんまり見たことないですよね?
それもそのはずでミミズは夜行性であるため、夜活動して糞塚を作っている。
なので、朝起きて芝生をみると糞塚がいくつかできていることってありませんでしたか。
それと
あんまりミミズが多いとモグラが出現して芝生が荒らされてしまうこともあるらしいので要注意とのことです。
モグラが住みつくのはチョット厄介ですよね。
3.ミミズを撃退や抑制する方法
ミミズを撃退するには椿油粕でやるのが良いみたいです。
椿油粕とは
椿油粕にはサポニンと言う成分が含まれており、害虫の増殖を抑制して土壌環境を改善することができる。
取り扱いの注意として
椿油粕に含まれているサポニンは魚介類には強い毒性となるので水田や河川近くでの使用はしないようにしましょう。
椿油粕はペレットタイプと顆粒タイプの2種類があります。
椿油粕ペレットタイプ
ペレットタイプはなかなか土に浸透しにくく、ご自分である程度砕いて使用する方がほとんどです。
顆粒タイプ
こちらは顆粒タイプで砕けてあるので使い勝手もよく利用率は高いです。
顆粒タイプの少量はこちら
ミミズとは違う害虫を撃退したい方はこちらを参考にしてみてください。

4.まとめ
ミミズは益虫と言われているが芝生にとっては害虫である。
撃退・抑制方法は、スミチオンでも効くと思われるが椿油粕を使うべし!!
ミミズの糞塚が出来てくると厄介ですので見つけたら対処して、良い芝生にしていきましょう。