庭を芝生にしたのは良いけど、なんでかわからんけどキノコが生えた経験ないですか?
昨日はなかったのに朝見たら白いキノコが数本生えている
ビックリですよね。
何で芝生にキノコって不思議だと思います。
芝生にキノコが生えるのは正常な状態なのか異常なのか調べてみましたので参考にしてみてください。
目次
1.芝生に生えるキノコ
まず芝生に生えるキノコの種類なんですが多いのはこの3種類と思われ、芝生生活する上でキノコが生える経験は誰しもがしているものです。
ヒメホコリタケ
特徴
発生時期は梅雨時期から10月くらいまで活動。
傘の部分が球体で短くて太い柄の2cmくらいまでの真ん丸なキノコで、色は白色で目を引きます。頭の表面にはブツブツみたいなザラザラしている様子。
ホコリタケと言う名前がついているのでイメージが付きやすいと思いますが、成長して出来た穴から粉状の胞子を飛ばしホコリが舞っているようにみえます。
シバフタケ
特徴
発生時期は夏から秋にかけて活動。
傘と柄が茶褐色で同色な2cm~4cmくらいのキノコ。
成長していくにつれ傘が平たくなり端が波打っているような縮んでしわくちゃになっていく。
発生し過ぎると地中の中では色々なことが起きていて、シバフタケは菌糸で地中の土壌や有機質を囲って層を成形し雨水を通さないようにすることも問題になる事例もあるみたいです。
しかし、こんなシバフタケはヨーロッパではきのこ通の多くに好まれており食されていることも知られています。だからと言って庭に生えているからといって食べないようにしましょう。
キコガサタケ
特徴
発生時期は梅雨明けの夏の始まりから秋くらいまで活動。
傘は三角型できゃしゃで線が細いので見分けるのは容易ですぐ分かるかと思います。
大きさは3cm~4cmくらいでそんなに大きくならないキノコで、抜く時は途中で切れる場合が多いくらい茎?胴部?が細い。
2.芝生にキノコは正常?異常?
芝生からキノコが生えるって不思議だったりおもしろいところがありますが、この現象は芝生にとってあまり良くないことになっています。
そもそもキノコは菌糸の集合体でできておりキノコ全般に『子実体(しじつたい)』と呼ばれています。
この子実体で胞子が生成され子孫を残すため色々な方法で飛ばされて繁殖していっているみたいで、胞子は植物でいうと種子みたいなものですね。
地中では菌糸が多くあると水はけや雨水の浸透を阻害するイヤな特性があり、それだけでなく酸素の吸収までも通しにくくなり芝生の土壌環境の低下につながるため、そのままキノコの繁殖を放置すると芝生が変色したり最悪の場合は枯死することにもなります。
これがフェアリーリング病と呼ばれています。
キノコが生えて見つけたときは放置せず抜くことを最低限やっておきましょう。
3.キノコが生み出す病気フェアリーリング病
フェアリーリング病という言葉は芝生を扱ってから初めて聞く方も多いはずですが、妖精みたいな病名で聞きなれない病気ですよね。
症状として芝生の上でキノコが線上や円状に発生し水を通さないため芝生が枯死する。
雨や高温などの環境下でキノコの菌が繁殖してもその菌による芝へのダメージは弱いが、それでも枯れた場合は枯れ芝や芝刈りをした残りカス、落ち葉などが要因となって増えた病原菌が元で水を通させないことによる水不足となって枯れてしまう。
フェアリーリング病を発生させるキノコは世界で約50種類
世界には色んなキノコがあるなかでフェアリーリング病を発生させるキノコは世界で50種類くらいあるそうで、日本でも30種類くらい確認されている
・高麗芝や野芝で多い被害はコムラサキシメジ
・ベントグラスで多い被害はチビホコリタケ、ヒダホコリタケ
4.まとめ
結論として芝生に生えるキノコはあまりよくないと言えるでしょう。
ほったらかすとどんどん胞子を飛ばして至るところからキノコが生えてくるので、芝生を枯らさないためや外観を損ねますので生えてきたら直ぐに抜いちゃいましょう。
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