アイドリングストップ機能が標準で当たり前に付いている車が多くなっている昨今ですが、アイドリングストップの機能が付いたことで燃費が向上されていると大半は思われているのではないでしょうか。
では、このアイドリングストップでどのくらい燃費が向上されているか気になりませんか?
と言うことで、私は気になったので実測値をまとめてみました。
測定車種はプジョー3008GT LINE Blue HDIディーゼルです。
目次
1.アイドリングストップの機能について
ご存知の方も多いはずですが、おさらいと思ってご覧いただけたらと思います。
アイドリングストップ機能が付いた理由
アイドリングストップの機能が付いた理由の一つ目は、温暖化問題による環境面の改善です。
排気ガスのCO2問題によるオゾン層の破壊で地球温暖化が進んでおり、これによる氷河が溶け海面の上昇など様々な気候変動や環境の変化が年々大きくなっています。
海面の上昇によって島がなくなる可能性があって緊急事態でもあり、日本でもゲリラ豪雨が多いのもその一つとされています。
これらの状況を改善しないといけないので、世界でCO2の削減に取り組んでいます。
二つ目は、燃費の向上です。
環境面や健康面改善するための研究開発とともにエンジンの性能や技術力の向上によって、ボディーブローの如く効いてくるガソリン代などの負担の改善を目指して快適なカーライフを楽しめるように各社が取り組んでいます。
2.アイドリングストップの燃費効果・実測データ
アイドリングストップ機能の停止中と稼働中で4回分の給油をしたデータを纏めました。
このデータは主に運転手1名と休日に出かけるとき追加で1名の大人2名分の走行データとなっています。
走行道路については比較的街中で渋滞もあるんですが都会ほどではないようなところで、30km走行するのに45〜60分くらいの道のりデータとなっています。
4回分データは少ないと感じるかもしれませんが参考にしてみてください。
アイドリングストップ停止中
2021年 | 合計 | 平均 | ||||
2月28日 | 3月14日 | 3月28日 | 4月11日 | |||
走行距離(km) | 663 | 691 | 595 | 721 | 2670 | |
ガソリン量(L) | 40 | 35.56 | 32.34 | 41.38 | 149.28 | |
1Lあたり(km) | 16.575 | 19.43194601 | 18.3982684 | 17.42387627 | 17.95727267 | |
ガソリン代(円) | 4440 | 4054 | 3751 | 4800 | 17045 | |
1kmあたり(円) | 6.696832579 | 5.866859624 | 6.304201681 | 6.65742025 | 6.381328533 |
アイドリングストップ機能が停止していても燃費1L=17.95km走っています。
前車が同じ道を走行していても1L=12kmくらいだったので悪くない数字かなと感じています。
アイドリングストップ稼働中
合計 | 平均 | |||||
4月25日 | 5月5日 | 5月23日 | 6月6日 | |||
走行距離(km) | 827 | 756 | 815 | 647 | 3045 | |
ガソリン量(L) | 46.56 | 40 | 40 | 34.78 | 161.34 | |
1Lあたり(km) | 17.76202749 | 18.9 | 20.375 | 18.6026452 | 18.90991817 | |
ガソリン代(円) | 5400 | 4720 | 4680 | 4000 | 18800 | |
1kmあたり(円) | 6.529625151 | 6.243386243 | 5.742331288 | 6.182380216 | 6.174430725 |
アイドリングストップ機能が稼働している方が1L=18.9kmと燃費がよかったです。
燃費が良かった分ガソリン代も多少の恩恵を受けることができています。
10000km走行した時にどれくらいの差が生じるのか
アイドリングストップ機能停止の場合
平均1L=17.95kmだったので
10000km÷17.95km=557.1L
軽油が約120円と設定すると
557.1Lx120円=66852円
アイドリングストップ機能が稼働中の場合
平均1L=18.9kmだったので
10000km÷18.9km=529.1L
軽油が約120円と設定すると
529.1Lx120円=63492円
66852円ー63492円=3360円アイドリングストップを稼働させた方がお得です。
3.まとめ
アイドリングストップ機能の燃費について述べてみましたがいかがでしょうか。
対象車種はマイナーチェンジ前の2019年プジョー3008BlueHDIディーゼルです。
当然ですが燃費については道路状況や運転操作などで日々変わると思いますので、出来るだけ同じ運転を心がけたデータです。
個人差があるので一概には言えない部分ですが、アイドリングストップ機能の有無による燃費改善や恩恵は多少はあるけど大幅なものではなかった。
しかし、地球環境の改善には一助になっていると思っていますのでアイドリングストップ機能を付けて温暖化の抑制に貢献してみませんか。
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