明石市に新幹線車両基地と新駅の設置?メリット、デメリットは?

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いきなりですが、兵庫県明石市をご存じでしょうか?

世界一のつり橋の明石海峡大橋や先日、B-1グランプンリも開催されて大いに盛り上がった所でもあります。

 

名産ではタイタコが有名で潮の流れが速いので海産物はどれもおいしいですよね。

 

大阪のタコ焼きとは違って出汁につけて食べる明石焼きと言うB級グルメもあります。

明石では明石焼きを玉子焼きと呼びます。

 

そんな明石市に新幹線の車両基地と新駅を設置する計画が11月に発表されました。

私の実家がものすごく近いこともあってメリットはあるのかなど調べてみました。

 

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1.新幹線車両基地と新駅の計画概要

出典:神戸新聞NEXT

リニア中央新幹線が大阪延伸で山陽新幹線の需要が増加することを見据えて、JR西日本がJR 神戸線の大久保駅~魚住駅間の農業地域に大規模な車両基地を計画しているとのこと。

リニア中央新幹線が大阪延伸予定の2037年までに30ヘクタールを整備し、新幹線の車両保守の拠点にする。

それと共に、周辺には在来線の新駅、商業地域、宅地などで100ヘクタール(甲子園球場25個分)を超す大規模開発を検討しているというものです。

 

2.なぜ大久保駅~魚住駅間?

新大阪駅の新幹線のホームは5面8線しかなく、増発用の車両を待機させる場所に乏しい。

かと言って、地下に基地を設けても保守が困難となる。

新幹線の車両基地で新大阪の直近は岡山までないみたいで増発に対応するには遠すぎると言う事で・・・

 

じゃあ、それよりも近い阪神間は?

新幹線は新神戸駅があるけど、阪神間は市街地化が進んでいるしトンネル区間が多く用地確保が困難と判断されたみたいです。

神戸市西区も検討対象だったが、立ち退きが必要な所もあったという。

明石市はそれらの課題をクリアしているため最有力になっちゃったみたいです。

特に大久保駅~魚住駅間は田んぼの風景が広がっているため、住宅地ではなく農地であるため見通しがよく撮り鉄ファンの方も見る機会が多い場所でもあります。

 

・車両基地の規模

出典:神戸新聞NEXT

 

・新幹線用に20線程、在来線は10線程

全体で南北150m、東西1.8km

 

3.駅間距離は?

平均駅間距離は西明石駅~尼崎駅間の4線区間は2.0㎞

西明石駅~姫路駅間の2線区間は3.2㎞

 

出典:JR新駅構想資料 H22.9月 より抜粋

 

明石市が管理している駅は5駅で(魚住駅~朝霧駅間)一番駅間隔が長い魚住駅~大久保駅間が3.5km次いで西明石駅~明石駅間で3.4㎞

 

4.メリット・デメリット

≪メリット≫

車両基地や新駅を設置することで、雇用や人口の増加やインフラ整備などこの周辺地域が活性化されることは間違いないと思われます。

が・・・

大久保駅前には大きいビブレやイオンがあるため人の取り合いとなる可能性があり、新駅では小規模な商業施設となりそうな予想ができますね。

 

≪デメリット≫

周辺の騒音や振動など目で見えないものに対してどうするのか要検討ではないでしょうか。

また、近くの国道2号線は結構渋滞気味なところがあるので、激混み渋滞になる可能性がある。

近年多くなっている大雨についても考える必要があって、国道2号線から線路に向かって下りとなっているためアンダーパスや水没しないような対策が必要になってくる。

これらの整備費がどんどん膨らむ可能性があるのではないでしょうか。

 

5.まとめ

先日、JR西日本から車両基地などのイメージを受け取っており

明石市の泉市長は

『明石のまちにプラスかどうかを総合的に判断するべきであり、このようなイメージ図を示されただけの状態では賛成できない』

と話されています。

個人的には、新駅を設置すると駅までの距離が近くなるので良いんですけどね。

これからどうのように進めるのか注目ですね。

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