ご当地ルールはその地域に根付いた悪いルールで運転マナーが特に悪い地域にちなんだネーミングが付けられています。
そのご当地ルールの第三弾!!
今回は『松本走り』についてご紹介します。
1.松本ルールとは
長野県は松本市で頻繁に見られる松本走りだそうですが、第二弾で紹介しました『茨城ダッシュ』に近いご当地ルールでもあります。
そんな松本ルールとは・・・
・『信号が赤になったのにも関わらず前の車に付いて行くように右折する』
・『信号が青になる前にフライング右折をする』
・『直進対向車が接近しているのに右折する』
どれも危ない行為ですよね。
他の地域でも見る機会はあるかと思われるので松本市だけに限らないかと感じています。
そもそも松本市の街並みがこれらの危険な運転を生んでしまっているという。
2.松本ルールをせざる得ない状況とは
松本市は知られた城下町で道幅も狭く片側一車線の道路が多く渋滞になりやすい構造であるため、右折で曲がれないとずーっと待つことに・・・
そうすると渋滞の列もずーっと長くなってしまう。
なので、信号が赤になったときや青になって切り替わるタイミングで強引に行くしかない状態で当然ですが事故る可能性はあります。
3.横断歩道の一時停止率は長野県がナンバー1
『強引な右折をする』運転マナーの悪さで有名な松本市を抱えている長野県ですが、信号機のない横断歩道に歩行者がいるときの一時停止率は全国でナンバー1で2020年には72.4%を記録している。
一時停止率だけを見ると5年連続でナンバー1らしいです。
信号機があって歩行者がいても車優先をするところがある中で信号機のないところで一時停止するのが10人中7人ってスバラシイですね。
運転マナーが悪いと思っていた長野県ですがそうではないのかもしれませんね。
4.松本ルールが定着したのは街並みのせい?
一時停止率だけを見ると市民の方々は道路交通法を守って運転する意識はあるのが見えると思います。
そうすると街並みが運転マナーを悪くさせているのでは?と疑問に思ってしまう。
行政の方でも松本ルールの存在は把握しており『注意喚起』はしているが何かしらの対策までは至ってないみたい。
対策するなら
もし対策するなら以下の内容が考えられる。
- 高架橋の設置
- 時差式信号の設置
- 2車線化
おおよそこんな感じでしょうかね。
まぁ、どれも大規模工事となりそうなので行政も動きにくいですよね。
5.まとめ
松本ルールは市民の判断で、右折を優先に曲がることで後続の直進車が止まることなくスムーズに進めると渋滞にならないように工夫したかたちということではないでしょうか。
マナーが悪いと言われているが、横断歩道の一時停止率はナンバーワンであるのでここは見習いたいところ。
車を運転する者は安全運転するに越したことないですよね。
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